2013年12月29日日曜日

年の瀬のニューヨーク。ここ数日は冬晴れと言える晴天が続いていて、気持ち良い日々だ。ホワイトクリスマスにならなかったのが少し残念だが、ロックフェラーセンターのクリスマスツリーや5番街の景色はとても綺麗だったので良しとしよう。

さて、コロンビアでは冬休みが12月20日から1月終わりまでととても長い。冬休みだけで1ヶ月超あるわけだ。何故こんなに休みが長いのかと言うと、アメリカで就職活動を行う生徒が1月半ばに面接を受けるからだ。投資銀行や戦略コンサルからテック企業まで、様々な企業が面接を行う。


MBA生の就職先にもトレンドがあり、現在のトレンドを記すことにも意義があると思う。主に僕がコロンビアの同級生達と日々話している中で得た情報を元に、彼らがどういった業界を狙って就職活動をしているのか、近年の卒業生はどういった業界に就職しているのかを、以下簡単に纏めてみる。


先ず最も人気があるのは、戦略コンサルティングだろう。毎年MBA生に最も人気のある就職先の一つだが、僕が想像していたよりもその志望者数が多い。2013年卒業生の就職先では、Mck・BCG・Bainの3社で100人も就職している。一学年が約750名なので、この3社だけで13%超。社費生も含まれるとは言え、多い数だ。

以前であれば投資銀行を志望するような生徒が、リーマンショック後ボーナスの低下や激務、その社会的地位の低下(?)を理由にコンサル志望にシフトしていることが一つの流れとして挙げられる。MBA前に事業会社で働いていた人が、数年間経験を積むために志望するケースも多い。

それと、例えばアクセンチュアやデロイトといった2nd Tierファームに勤めていた人が、MckやBCGといったTop Tierファームを志望している場合も少なくない。やはりMckやBCGのネームバリューは強いようだ。


続いて人気があるのは、GoogleやAmazon等のテックか。先日「HBS生に最も人気がある業界が東海岸の金融から西海岸のテックにシフトした。」という趣旨の記事を読んだが、ここコロンビアでもテック企業は人気がある。インターンも積極的に採用しているようだ。

以前コンサルや事業会社で働いていて、将来起業しようと思っている人が経験を積むために、一定数志望している模様だ。今ホットな業界であることも手伝っていて、同級生の中でクールな業界というイメージが強い。


3番目は投資銀行。志望者数が減ったとは言え、依然として一定数は志望している。MBAで身に付けるコーポレートファイナンスや業界分析のスキルを直接生かせる、IBDや株式調査部門が人気のようだ。


次がPIMCO、フィデリティといったInvestment Management(資産運用/投資顧問)か。実際の採用者数は微々たるものであるのも関わらず、志望者が多い。以前バンキングやPEに従事していた人が、ボーナスと労働時間等を理由に志望するケースがその多く。先日読んだ記事には、Wall Streetにおいて高収入を手に出来る企業は、投資銀行からInvestment Managementにシフトしたと書かれていた。Investment Managementにおいてコロンビアは強みを有していて、著名な卒業生も多くいる。最も有名なのはバフェット。学校は彼から未だ寄付金はもらえていないようですが(笑)。


他では、起業を目指す人や事業会社を志望している人がちらほらといったところ。


もっと数が多いと思っていたPE・VCについては、第一志望で活動している人数は少ない。
その背景には、働きたいものの、そもそもポストMBAを対象にした働き口が少ない上、優秀な層が殺到するため競争が相当厳しいためだ。

PEの場合、以前アソシエイトとして著名PEで働いていた優秀な層が、ポストMBAの限られた席を競っているようで、日本では考えられないような競争が起きている。KKRやBlackstone等のトップPEだと、一桁の採用数に対して数百の応募があるのではないか。

VCの場合、既に起業経験がある場合や成功しているスタートアップでの就労経験が無いと、そもそもフィルターに引っ掛からないのが現実だろう。僕が以前、とある有名VCのファウンダーと話した時にそう告げられた。


上述したが、アメリカ人同級生の就職活動を見ていてよく分かったのが、アメリカにおける就職活動は日本のそれを遥かに凌ぐ程競争環境が厳しいということ。近くこのアメリカビジネス社会における競争について投稿したいと思う。


煌びやかな5番街の風景。
一部凍っているセントラルパークの池にて。

3 コメント:

  1. いつも楽しく拝読させて頂いております。
    STRAIGHT7様は米国でそのまま就職をめざそうと思ったことはないでしょうか?

    日本人MBA生の多くは卒業後、日本で就職するようですが、米国でそのまま競争していく。
    というのも、純ドメにとって大きな挑戦であり、成長であると思うのですがいかがでしょうか?

    住む場所でキャリアを決めるのはナンセンスかもしれませんが、ご意見いただけると幸甚です。

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    1. コメント頂き有難う御座います。
      私は米国で就職を目指そうと思ったことはありません。理由は、①アジアと比較して自分のネットワークが狭いこと ②市場という意味で今後成長する場所ではないこと(アジア等と比較して)③米国マーケットの知見の無さ ④英語力がネイティブと比較して劣ること です。

      ただ、NYに来てこの街を好きになったので、ここに残る又は戻ってくる可能性はあるかもしれません。

      仰る通り英語がネイティブでない日本人にとって米国で就職することは、VISAの取得等相応のハードルがあります。一方、日系会社のアメリカ支社やヘッジファンド等の日本・アジア担当等であれば十分チャンスはあるのかもしれません。

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  2. 返信頂きありがとうございます。

    ヘッジファンドのアジア担当であれば可能性があるというのは意外でした。現地で活動されている方しかわからない情報ですね。

    今後もStraight 7様が望み通りのキャリアに進まれることを願っています。
    これからも頑張ってください。

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