2014年1月8日水曜日

いよいよ昨晩成田へ降り立ち、東京へ戻ってきた。途中香港を挟んで約3週間程滞在する。滞在中色んな方にお会いするのと、美味しいご飯が楽しみで仕方ない。旧友の一人には、学生の頃に足繁く「つけ麺屋 やすべえ」で会うことを約束してもらい、今から興奮している(笑)。あの甘辛いスープともちもちした麺が楽しみだ。

実は香港に赴任してから今までの4年半、東京に1週間以上滞在したことが無い。学生に戻った今がチャンスだとばかりに、長い冬休みを使ってのんびりと3週間居ることに決めた。この期間に十分英気を養い、ニューヨークに戻ってからの様々な挑戦に準備したいと思う。


今回は、MBA関連の検索キーワードで上位にあった「ランキング」に関する投稿だ。



MBAのランキングは、メディアが公表しているものを筆頭に色々なものがある。その中で、露出が高い3つのソースを抽出し、それらの総計も算出してみた。
(※総計の算出方法は、3つのソースのランキングを上位から順に20→1で点数を割り振り、それらを総計して、大きいものから順に並べた。)


それぞれを比較してよく分かるのは、ソースによって順位がバラバラであることだ。3つ全てでトップ5に入るMBAが一つも無い。。。これは、ランキング付けの方法が異なっているためと考えられる。アンケート結果を元にする場合は母集団の設定、指標の数、指標内容、それぞれの重み付け等が異なるため、違うアウトプットが出てくるのは当然である。

一つの参考として、Financial Timesはその方法を掲載しているので、参考までに覗いてみると良いかもしれない。順位付けの方法が恣意的なのがよく分かるだろう。

余談だが、それぞれのソースへどれだけ広告費を落としているかも、順位に関係してそうである(笑)。EconomistなんかはMBAやEMBAの広告を多く掲載しているので、広告料金の総額が裏指標の一つとして入っていても不思議ではない。特に香港やスペイン、中国等もっと認知度を高めたいMBAに需要がありそうだ。

学校側はマーケティングの観点からランキングを気にするのかもしれないが、実際在校生や卒業生はあまり気にしていない。例えばトップ校の生徒は、自分の学校に妙に誇りを持っているものだし、雑誌のランキングがどうであれ、巷が暗黙に共有しているランキングはそれによって変わらないことを分かっているからだ。結局ランキングとは、各校ブランドの比較であり、ブランドは卒業生や彼らと一緒に仕事をした人が持つ評判の総計なのだと思う。

こう考えると、特にこれから受験を考えている人の場合、あくまでMBAピラミッドのイメージを持つ程度を目的として、ランキングを眺めるのが良いのかもしれない。

参考までに、僕が在校生や卒業生の話を元に考える「恣意的」なランキングは?と言うと以下の通りとなる。HBS、Stanford、Whartonと続き、以降Columbia、Chicago、Kellogg、MIT、LBS、Inseadが横並びという感じか。
これらの学校であれば、ブランド認知があり、就職先やビジネスで人と会うときのドアノックツールになるみたいだ。一部の米PEやVCについては、HBSやStanford生からしか採用しないファームもあったりする。


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