2014年4月28日月曜日

昨今、日本でもアベノミクスの経済政策の柱の一つとして「女性の雇用」に焦点が当てられている。労働人口が減っていく中で、これまでフルに活用されていなかった労働力をターゲットにするのはある意味自然で、是非とも良い方向に変わってほしいと思っている。

ここCBSでは、生徒全体の36%が女性で占められている。(http://www8.gsb.columbia.edu/programs-admissions/mba/student-life/class-profile)  ダイバーシティを謳い文句の一つにしている学校側は、国籍や出身業界などと共に男女比にも当然気を使っており、むしろ今後はこの比率が徐々に高まっていき、半々位になるのかもしれない。

僕が前職で働いていた日系証券のM&Aチームでは、正直あまり女性はおらず、比率としては5%を切る位のイメージであった。その前の大学時代も、工学部に所属していたため、その比率は5%位であった。「XX大学男子校キャンパス」といったジョークがあった位だ。ちなみに、僕はこのキャンパスに通うのが本当に嫌いであった(笑)。

そのため、CBS以前はあまり女性のプロフェッショナルと関わる機会が無かったのだが、今やグループワークをするにも授業の準備をするにも、周りに賢い女性が沢山いる。


正直に告白すると、ここ最近まで、自分より賢く良いキャリアを歩んでいる女性にはあまり良いイメージを持っていなかった。というのも、そういう女性には、何らかの理由で家庭や友人関係を犠牲/諦めたために、キャリアに集中することになった人が多いと勝手に思っていたからだ。

が、CBSにいる大半の女性達は決してそういうタイプの人達ではなかった。


仲の良いアメリカ人やラテン人の女性達は人として魅力的だし、友人も多い。何より話していて知的に面白い。僕は建前などを気にせず正直にコミュニケートする人が好きなのだが、特に嫌味な感じでなくストレートに会話が出来る。当然ある程度のプライドは持っているはずだが、話していて尖がっている所を感じないので、気持ち良い。容姿も綺麗な子が多いのだ(笑)。


以前、仲の良いクラスメートのアメリカ人Sに、彼のフィアンセについて聞いたことがあったのだが、彼はこう答えていた。


「S、君のフィアンセってプリンストン大学出てて立派なキャリアを歩んでるね。Sより賢いんじゃないの? それってどうなのよ、正直?」

「Straight7、自分より頭の良い子を彼女に持つのは良いよ。話していて勉強になるし、何より知的に楽しいからね。」


なるほど。僕はこの会話をしている時、「Sよ、君こそ賢い。何故なら自分より賢い子をフィアンセに選んだのだから。」と思っていた(笑)。ちなみにSのフィアンセの子はとてもチャーミングで可愛い子である。


もしかしたら日本では、キャリアウーマンよりも、専業主婦で一歩後ろに引いて夫を立ててくれる人が良いという考えがまだ主流なのかもしれない。だが、こうして賢く魅力的な外国人の同級生達を見ていると、自分よりも賢く良いキャリアを歩んでいる女性へのイメージが変わった。

CBSにはまだまだ僕が話していないこうした人達がいるので、様々な機会を通して、彼女らと知的に面白い会話を楽しんでいければと思う。


先日足を運んだLincoln CenterにてNY Philharmonicのオーケストラ鑑賞。良い音楽を聴くと心身共にリフレッシュし、前向きな気持ちになれる。

ニューヨークには、レストランやバー/クラブといった遊び場所から、音楽や美術といった芸術まで何でも揃っていて飽きることがない。

来た当初は街は汚いし人は冷たいのであまり好きでなかった僕も、今ではすっかりニューヨークのファンになってしまった。

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