2014年10月13日月曜日

すっかり冬模様に突入した感のあるNY。半袖を着てたはずのニューヨーカー達は、いつの間にかコートにマフラーを巻いていた。そりゃ最低気温が10度ちょいになったのだから、仕方ないか。


さて、僕の同級生である2年生の多くは、2年目を迎えて一気にFunの方にアクセルを踏んだ面々が目立つ。残り数ヶ月のMBA生活を十分に楽しみたいとの思いからだ。旅行に行く同級生は多く、少し前にはOctoberfestというビールのお祭りに参加するためにドイツに旅行した人が60人近くもいた(驚)。

そして、Funに突っ走っている面々は、夏のインターンを経てJob Offerをもらったメンバーが中心だ。運良く自分が気に入った職種や会社でインターンを行い、そこで一定の評価を得てオファーをもらったのだ。MBA生には、より良い就職機会を求めて高額のMBAに2年間も過ごすことを決めた面々も多い。従って、極端なことを言うと、より良い就職機会を一度手に入れれば、学校の成績も関係なくなる。なので、授業をサボって今後あまり持つ事の出来ないかもしれない、自由な時間を目一杯謳歌することは納得できるかもしれない。


一方、残念なことにインターン先からオファーをもらえなかった人やもらえたもののインターン先にフルタイムで就職したくないと言う人は、引き続き就職活動をする。今回は、そんなMBA生の就職活動スケジュールについて書きたいと思う。

尚、日本とアメリカではそれぞれスケジュールが異なるので、両方記述したい。


先ずはアメリカから書こう。

・10月半ば:カバーレターやアプリケーションを会社へ提出
・11月〜12月:ある程度の少人数での食事会やセミナー等を経て、面接へ進む学生をスクリーニング
・1月半ば:面接ラッシュ
・2〜3月:インターンオファー

ある程度採用活動がオーガナイズされている投資銀行・コンサルティング会社・事業会社・投資顧問会社等はこれが一般的なスケジュールだと思う。

一方、個人ベースのネットワークで就職活動が進むVC/PEやスタートアップ等は、それぞれの会社で全く異なるだろう。


次に日本の場合はどうなのか?

・MBA前の夏:・投資銀行やコンサルティング会社のMBA壮行会ディナー等
        ・投資銀行はここで面接が進むケースも多い
・11月:ボストンキャリアフォーラム。MBAインターンを採用する多くの会社が訪れる。投資銀行は、この辺りで正式なインターン・オファーを提供。各社面接や食事会という名の選考プロセスを実施
・12〜2月:電話での面接等を経て、インターンオファー

アメリカでの就職活動との大きな違いは、ボストンキャリアフォーラムの存在だろう。オフィスが東京にあるため、実際に学生と会う機会が限られている各企業は、このイベントにこぞって参加する。日数も3日程度しかないため、学生もここで集中して面接やディナーイベントに参加することになる。ボストンの街が、スーツを着た日本人学生(主に学部生)で埋め尽くされるという、ある意味異様な日だ(笑)。


僕自身は通常のプロセスを経験していないため、あくまで周りから見た感じになってしまうが、上記のプロセスは相応の負荷が時間的にも精神的にもかかるものだ。特にカバーレターの提出と中間テストがほぼ被っている今の時期や、1月の面接ラッシュ期間は、それらがMAXに達すると思われる。ピリピリしている友人も多い。


今遊びに力を入れている2年生の同級生達は、こういう負荷の高い期間を過ごしたからこそ、思いっきり遊んで楽しむことが出来るのかもしれない。

僕はFunにアクセルを切るのとは違う形で、MBA2年目の時間を有効活用しているところだ。



少し前になるが、錦織が準優勝に輝いた全米オープン決勝にて。その場に居た多くの日本人がそうだったと思うが、とても誇らしかった。こういう気持ちは忘れないようにしたい。

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